大規模修繕工事用語辞典「りぺあぺでぃあ」 シーリングとは

シーリング(しーりんぐ)とは

シーリング(しーりんぐ)とは

 

建物の打ち継ぎや建具枠廻りに、パテ状の材料を「線状に」施工することにより、外気や水の浸入を防ぐ材料、またはその施工のことです。線防水ともいわれます。
(sealing)

 

●元の意味は、封筒などの中身を受取人しか確認出来ないように、印鑑や蝋で封をすることです、。
●「コーキング」と同じように言われる事もありますが、現在の水密性・気密性確保の材料は、ほぼ「シーリング材」です。コーキングについてはこちらで概略を説明しています
●建物で主に使用されるのは、シリコン系、ポリウレタン系、変成シリコン系、ポリサルファイド系の4種類です。いずれも下地の清掃、プライマー処理等を適切に行って施工します。
●1成分形と2成分形があり、1成分形とは空気中の水分と反応し、表面から硬化していくもので、2成分形とは主剤と硬化剤を混ぜ合わせることによって硬化していくものです。
●外壁の仕上げ撥水剤や防水材を施工する場合は、材料によってはシーリング材の部分のみ「ふくれ」を起こすことがありますので、材料メーカーへの確認や試験施工が望まれます(層間プライマーがあればよい)。
●上記4種類以外にも、油性コーキング材、ブチルゴム系、アクリル系、アクリルウレタン系、SBR系、ポリイソブチレン系などがあります。
目地にシーリング材を施す場合は、その場所の挙動の有無により「二面接着」と「三面接着」のどちらかを採用します。

 

 

 

 

1成分形のシーリング材とコーキングガンの例。比較的小さな工事、数量の少ない工事で利用される。

<写真>
1成分形のシーリング材とコーキングガンの例。
比較的小さな工事、数量の少ない工事で利用される。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2成分形のシーリング材に使用するコーキングガンの例。基剤、硬化剤、着色剤を専用の撹拌(かくはん)機で撹拌後、内部に充填する。

<写真>
2成分形のシーリング材に使用するコーキングガンの例。基剤、硬化剤、着色剤を専用の撹拌(かくはん)機で撹拌後、内部に充填する。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シーリングの劣化状況・施工概要が分かる
→ 「シーリング材の劣化」
→ 「シーリング工事のポイント」

 

 

 

 

 

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