下地(したじ)とは
塗装や防水などの仕上げ工事において、「施工する前の面・今現在(既存)の面」のことです。
●塗装においては、「下地」は今現在施工されている塗装(旧塗膜)のことで、「素地(そじ)」は、塗装も何もない状態(例えば鉄部ならば鉄の表面、コンクリートならば打ち放しコンクリートの状態)のことです。
●改修工事などで、新規の仕上げ工事を行おうとする場合、基本的に下地は古く、劣化しています。よって仕上げ工事の前は、旧塗膜を削る・撤去する、劣化があれば補修するなどの「下地処理」が必要です。
●又、凹凸があればポリマーセメントモルタルなどの埋め戻し材を使用して平滑にしたり、新規の仕上げ材と下地がよく接着する様に専用の材料(下地調整材)を塗布する「下地調整」も必要です。
●既存の下地と、新規の仕上げ材の相性がよくない・接着力が弱いなどの場合は、主に3つの対処法があり、
①仕上げ材の設計変更を行う。
②両者の接着力・適合力を高める「下地調整材」を施工(塗布)する。
③「下地処理」を入念に行ったうえで、②を行う。
です。
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