大規模修繕工事用語辞典「りぺあぺでぃあ」 塗装とは

塗装(とそう)とは

塗装(とそう)とは

 

建物に美観・色彩を与え、建物や鉄部を保護するなどの目的で塗布される仕上げ材のことです。

 

 

●主な成分は、色合いの元になる「顔料」、塗装の性能を左右する「樹脂」の二つです。
 その他、安定性や性能を向上させる「添加剤」、樹脂と反応して塗膜を固まらせる「硬化剤」、塗膜の成分にはなりませんが、塗料を均一に塗布する手助けをする「溶剤」などの成分があります。溶剤は、塗膜が固まる際に揮発していきます。
●樹脂には、「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」などの種類があります(右にいく程性能と施工単価が上がります)。
●水性と溶剤系があり、溶剤系の方が塗膜が強いと言われています。しかし塗料メーカーの努力で、水性の材料も高耐久のものが出てきています。
●一液と二液のものがあり、二液の方が高耐久と言われています。これも塗料メーカーの努力で改良が進んでいます。
●鉄部の塗料は、水性だと劣化が早いので、一般に溶剤系を使用します。
経年の紫外線や風雨への暴露の影響で、樹脂が劣化し もろくなり、これによって顔料が露出します。この塗装面を触るとチョークの粉が付きます。これが「チョーキング」という現象で、塗装の機能が著しく低下したサインです。


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