大規模修繕工事用語辞典「りぺあぺでぃあ」 アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法とは

アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法(あんかーぴんにんぐえぽきしじゅしちゅうにゅうこうほう)とは

アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法(あんかーぴんにんぐえぽきしじゅしちゅうにゅうこうほう)とは

 

RC(SRC)造の補修方法のひとつで、躯体コンクリートから剥離したモルタル面及びタイル面を再接着させる施工方法のことです。

 

●大まかな施工方法は、
・浮き部分に径6㎜程度のドリルで穴を開け、コンクリート層に30㎜程度到達させます。
・清掃後、エポキシ樹脂を注入します。
・径4㎜のステンレスピンを挿入します。
・余分な樹脂を拭き取り、パテ状エポキシ樹脂等で表面処理をします。

 

●部分エポキシ樹脂注入工法と、全面エポキシ樹脂注入工法があります。
●部分― は、樹脂注入+アンカーピンニングで浮き全体の40%程度の接着を想定としています。
特記がなければ一般部分は16本/㎡、指定部分(見上げ面、ひさしの鼻先、まぐさ隅角部分等をいう)は25本/㎡、狭幅部は幅中央に200㎜ピッチです。
●全面― は、樹脂注入+アンカーピンニングを行います。その後、残存浮き部分を確認し、樹脂注入のみを行います。
特記がなければアンカーピンニング+樹脂注入は一般部分は13本/㎡、指定部分は20本/㎡、
残存浮き部への樹脂注入は一般部分は12本/㎡、指定部分は20本/㎡、
狭幅部は幅中央に各々5穴/㎡です。

 

タイルの浮き部に関しては、アンカーピンニング+樹脂注入を行うことで、完全に直るといいのですが、まれに2回目以降の改修工事前に浮きが再発していることがあります。
この様な場合は、次にまたアンカーピンニング+樹脂注入を行うことは避けた方がよく、タイル撤去+張替を選ぶ方がよいです。
しかし一度ステンピンと樹脂を入れたところの下地調整は非常に困難です。
以上のことから、できるならば1回目の修繕工事で広範囲のタイルの浮きを補修するのならば、張替工法を行う事を推奨します。

 

 

 

 

 

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