大規模修繕工事用語辞典「りぺあぺでぃあ」 タイルとは

タイル(たいる)とは

タイル(たいる)とは

 

マンション・ビルなどの建物の外壁に、美観・耐候性の向上を目的にして施工される、粘土を形成して焼き上げられた陶片です。

 

●タイルの始まりは、原始時代の人類最古の道具である「土器」です。
●多くのタイルは、張り付け専用のモルタルによって張り付けられています。
●振動機(ヴィブラート)によって張り付ける「密着張り」、木づちで叩いて張り付ける「圧着張り」、まとまったユニットで張り付ける「ユニットタイル張り」、タイル裏面に張り付けモルタルを載せたものを、下から上に張り付けていく「積み上げ張り」、下地・タイル裏両面にモルタルを塗って張り付ける「改良圧着張り」 などの工法があります。
●タイルは大きく分けて3種類あり、吸水率(水をどれだけ吸うか)で分けられます。
  種類   焼く時の温度  吸水率   硬さ
・磁器質  1300℃前後   1%以下  硬くて緻密
・せっ器質  1200℃前後   5%以下  やや軟らかい
・陶器質  1100℃前後  22%以下  軟らかい
  外装用として適しているのは、吸水率の低い、磁器質タイル、せっ器質タイルです。
●経年による不具合や、新築時の施工不良などで、「浮き」や「ひび割れ」を起こした場合は、早期の補修が望まれます。


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