被り厚(かぶりあつ)とは
RC造、SRC造で、コンクリート表面から内部鉄筋までの距離のことです。
●通常は20㎜以上(耐力壁や柱などは30㎜以上)必要です。
●被り厚が極端(1㎜~2㎜)に少なすぎると、翌日にその部分にひび割れが起こり、そこまではないにしても不足すると、コンクリートの弱い箇所(目地のような役割)になり、ひび割れを起こします。
逆に被り厚が大きすぎると、コンクリート表面近くは、自己収縮や引張りの応力に弱くなり、ひび割れを起こす場合があります。
●また被り厚がないと、鉄筋がコンクリートの中性化の影響を受ける時期が早まり、発錆、爆裂が起こりやすくなります。
●壁面に目地がある場合、被り厚は目地底からとなります。よって壁面から鉄筋までの厚さは、被り厚に目地深さ(およそ20㎜程度)を足したものになります。
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