大規模修繕工事を成功させる「毎日の清掃」

毎日の清掃は安全作業の基本

毎日の清掃は安全作業の基本

 

足場架設、補修塗装防水 等々、どの様な工事もゴミが出ます。

 

工種や工法によって差はありますが、それらが全てその場で土嚢袋に納められるとは限りません。

 

養生テープの空袋、マスカーの欠片、シーリングカートリッジのカッターで切った先、マスキングテープの芯、補修工事ならばコンクリートガラ(コンクリートを斫ったあとのかたまり・かけら)、タイルの陶片等、ちょっとしたものが、毎日散らばります。

 

毎日作業後の清掃を日課にしている現場代理人もいますし、工事関係者全員で最後の巡回で清掃をしている現場もあります。現場代理人が毎日あらかたのゴミ拾いをして、決められた曜日に作業員全員で清掃する現場もあります。

 

これらの現場は、居住者から見ていても、やはり気持ちがいいです。
 「きっちり仕事が出来ているんだな」、「仕事に余裕があるな」、「みんなちゃんとした人達だな」
掃除が行き届いている現場の居住者は、このような感想を述べています。

 

反面、掃除が行き届いていない現場の居住者は、
 「なんか自分らの住んでいる所が雑然としてきたな」、「仕事に余裕がないのかな」、「ちゃんとしてないな」
等の感情を持ち、不信感の種が生まれます。

 

居住者のみでなく、現場代理人や作業員も、工事現場にゴミが散乱していて、清潔でない現場では、気持ちに変化が出てきます。

 

 「現場が汚いから作業もいい加減でいいや」、とは思わないにしても、本能的に作業がいい加減になるようです。 修繕工事後、塗装工事や防水工事の仕上がりや納まりがあまり良ろしくないマンションにお邪魔した際に、居住者の方々から出る言葉の一つは、「工事中、マンションはなんか散らかってたね」 です。

 

掃除がきっちりできていないから作業が汚くなるのか、作業がいっぱいいっぱいだから掃除に手が回らないのか、はたまた両方か。

 

いずれにせよ言える事は、清掃が出来ていない現場は工事全体に対しての不信感を生み、きっちりできている現場は居住者からの信頼も高いという事です。

 

清掃は、心が洗われます。 きれいな工事現場は、全体の 「和」 を生み出します。


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