大規模修繕工事を成功させる「工事請負契約書」の作り方

工事請負契約書はどのようにして作成する?

工事請負契約書はどのようにして作成する?

 

 

工事を受注すると、施工者と管理組合との間で、工事請負契約書を取り交わします。

 

民間(旧四会)連合協定のものを元に、工事請負契約書と工事請負契約約款(やっかん)を作成するのが一般的です。

 

工事請負契約書には、

 

 

発注者(管理組合)名と請負者(施工者)名

 

・工事名 と 工事場所

 

・契約書と共に綴じる書類名(※)

 

・着工時期 と 工期

 

・請負金額 と 支払い条件  

 

 等の項目が書かれ、発注者と請負者が記名・押印して、それぞれ1部ずつ保管します。

 

ここに設計事務所等が監理者で入っている場合は、監理を委託されていることの証明として記名・押印します。

 

約款とは、契約を交わす上での条項で、若しもの時の決まりを定めることにより、お互いに安心して事を進めるために必要な書面です。

 

約款は、新築の際の約款を用いる場合もありますが、新築時の約款は改修工事修繕工事にはそぐわない内容の箇所が多々あるので、修繕工事用として作りかえたものを使用する事もあります。

 

この場合、作りかえた約款が公正な内容であることを双方で確認します。

 

マンション大規模修繕工事専用の約款を書籍にしているものもありますので、参考にするといいでしょう。

 

又、契約書と約款の他に、請負金額を証明する書類(見積書等)、工程表、仕様書等も添付します(これらが上記の(※)に当たります)。

 

管理組合や設計事務所によっては、見積の際に使用した図面や質疑応答書等も付けます。

 

 

おそらく、受注して最初に押印して取り交わす大事な書類です。

 

お互いが信頼し合う上で成立させる契約ですので、しっかりしたものを作り、内容を確認し合いましょう。

 

 

 

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