仮駐車場の段取りを急がなければならない訳
見積前の調査の段階で、ある程度仮駐車場の目途を付けられておられれば、余程の事がない限り契約までの道のりは短いと思われます。
しかし、借り手のとっての駐車場激戦区での工事の場合や、見積の際は駐車場調査まで出来なかったという方は、早めに駐車場を探し出さなければなりません。
大まかな探し方に関しては、
「 マンション近隣の駐車場で調べる 」で述べております。参考になさって下さい。
仮駐車場の手配が出来ないと、着工も先延ばしになります。
例えば、
近隣に広大な月極駐車場があり、いつも空いています。
あなたは「あそこは急に契約が殺到することはないだろうし、着工直前でも大丈夫だろう」と踏んでいたら、実は空き区画がそんなにありませんでした。
近隣に新しい駐車場が、ちょうど着工前にオープンします。
あなたは「新規オープンの看板に連絡先が書いてあるので、オープンしたら連絡を入れよう」と考えて、いざ連絡を入れた時にはすでに満車状態でした。
また、事前に空き区画が必要数あるのを確認していたのですが、受注後に工事の為に借りたいと伝えたところ、「短期契約は出来ない」と断られることもあります。
工期がずれることで、「工事と重なったら困る行事がある」、「気候がいいこの時期を変えて欲しくない」 などの声がマンション側からでることがあります。
会社側からは、「入金の時期がずれる」、「他の工事との調整が狂う」 との声がでます。
工期がずれるということは、沢山の人に影響を及ぼします。
早め早めの段取り、それが工事をスムーズに進めるために欠かせません。
そして用意周到な計画を実行することが、マンションの人達の信頼を得るということを念頭に置いて、工事を進めていきましょう。