大規模修繕工事を成功させる「目地の作成」

コンクリートの継ぎ目のひび割れに「シーリング」?

コンクリートの継ぎ目のひび割れに「シーリング」?

 

補修しても補修しても、治らないひび割れがあります。

 

例えば外壁と腰壁の取り合い部や、階段室の内側壁などです。

 

それらは、新築時にコンクリート打継ぎ になっている箇所です。

 

 

 

階段室の壁は、コンクリートの打継ぎになっている場合がおおく、ひび割れが起こりやすい。

<写真>
階段室の壁は、コンクリートの打継ぎになっている場合がおおく、ひび割れが起こりやすい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壁面と共用廊下の腰壁の取り合いで起こるひび割れは、コンクリートの打継ぎであるための場合が多い。

<写真>
壁面と共用廊下の腰壁の取り合いで起こるひび割れは、コンクリートの打継ぎであるための場合が多い。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

比較的小さなひび割れならば、通常の補修でも大丈夫ですが、壁面と腰壁の取り合いの場合は、「ひび割れ」というより、「ばっくりと割れている」ことが多く、そのひび割れ巾は、2㎜近くに達することもあります。

 

こういう箇所は、挙動が非常に大きな箇所なので、かための補修をしてしまったらまた割れる可能性が高いので、やわらかくて伸びしろがある補修方法で対処すべきです。

 

この場合の補修方法とは、「新規の目地の作成」です。

 

通常、コンクリートの打継ぎには「目地」を作ります。

 

その目地にシーリング材を充填し、コンクリートに挙動があってもシーリングの伸びでひび割れを防ぐというものです。

 

新築時に施工されるべきであったものを作成するという感じです。

 

新築時にはそれなりの理由があってそういう仕上がりになっているものと思います。

 

しかし経年の劣化として直すには、劣化に見合った工法で補修することが望まれます。

 

 

壁面と腰壁の取り合いの割れを補修。ひび割れに沿って目地を作成し、シーリング材を充填する。

<写真>
壁面と腰壁の取り合いの割れを補修。ひび割れに沿って目地を作成し、シーリング材を充填する。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通り一遍の補修では、再発することが考えられます。

 

補修方法を、しっかり協議して仕様を決めていきましょう。

 

 

 

 


ホーム RSS購読 サイトマップ
HOME