大規模修繕工事を成功させる「居住者との無駄話」・・?

居住者との世間話は「ムダ」か?

居住者との世間話は「ムダ」か?

 

 

「いい仕様を提案しよう」 という心構えを持って調査に臨んでも、そこに住んでいる訳ではないので、そのマンションが抱えている本当の問題が見えないことがあります。

 

「そんなもん工事を受注してから聞けばいいよ」 と言われるかも知れませんが、あなたが工事を特命で受注する場合ならばそれでいいかも知れません。

 

しかしながら大抵は入札方式で、他業者との見積合戦ではないでしょうか。

 

それならば、少しでもマンションが抱えている問題を多く知り、見積書・プレゼンテーションに反映させましょう。

 

マンションには管理人さん、清掃の方、お話が好きな居住者の方等、様々な方がおられます。

 

挨拶を兼ねて、少し皆様のお話に耳を傾けて見ましょう。

 

バルコニーにハトがよく飛んでくる。」 「外灯が暗くて怖い。」 「1階のアルミ格子が寸足らずで不審者が入ってくる。」 等々、言われてみないと気付かない事を教えて下さることがあります。

 

他業者が知らないそれらの情報を踏まえて、「ハト除けネットをみよう。」 「外灯を明るい照明に交換しよう。」 「アルミ格子を追加しよう。」 と提案することが出来ます。

 

設計事務所が設計監理で入る時でさえ、居住者の意見を聞かずに仕様をホイホイ決める場合があります。

 

「こういうものですから」と深く考慮することなしに、管理組合の要望を履き違えたまま仕様を決めてしまいます。

 

 

そうならない為に、少しでも多くの施工者の皆様が、住んでいる方々の気持ちになって、そこで生活する方々の立場に立って見積をされる事を切に望みます。

 

 

 

 

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