大規模修繕工事を成功させる「事前のアンケート」

居住者の悩みを聞き出す「事前のアンケート」

居住者の悩みを聞き出す「事前のアンケート」

 

調査に先駆けて、事前にアンケートを実施出来れば、ただ調査するよりなお良いです。

 

現場調査時にアンケートを実施できるのは、見積作成を見込んでも、かなり日数に余裕がある時に限ります。
アンケートを配布した、集計した、確認を兼ねて調査したで、見積に費やす時間が無くなった、では話になりません。

 

アンケートで知りたいのは、「マンションに住んでいて、不自由に思うことや不安に感じる事、小さいことでもいいので改善した方がいいと思われる事」等です。

 

調査中に居住者の方に偶然会って、そのような事項を直接伝えて頂くのも手です。
ですがアンケートは全ての方の意見、又は常日頃から胸に秘めている要望を聞く事が出来ます。

 

アンケートの様式は、「建物について困っていることがあれば何なりとご記入ください」でもいいですし、あなたの方で「バルコニー内の状況」「玄関ドアの状況」など、項目を作って伺うこともいいです。
後者は特に、住んでいる人が「普段から当たり前」と思い込んでいる不具合をあぶり出す作用があります。

 

 

全ての意見を酌む事は難しいでしょうが、居住者の方々の意見を聞く事で、「的を得た提案」を作成でき、「居住者の方々との潤滑油」にもなり得ます。

 

今回の工事とは直接関係ないような意見・要望も出るでしょう。それも今後の話のネタにすることも出来ますし、ちょっとでも相談に乗る事で、お互いの距離を縮めることも出来ます。

 

ただ注意したいのは、他業者も一斉に見積に参加している入札方式の場合、そのような行為はおそらくできませんのでご確認下さい。
そのようなときは施工者ではなく、設計監理や管理組合等が事前にアンケートを取っていることが多いです。そのような情報がもしなければ、確認してみましょう。

 

言葉は悪いですが、通り一辺倒な調査と見積は、精度の差はあるもののどこの業者も出来ます。
アンケート調査が出来れば越したことはないですが、出来ない場合でも、「居住者目線」での思考を常に意識して仕様をつくれば、他社との差別化を図れます。

 

 

 

続きをみる →  不審者ではありません

 

 

 

  

  

 

 

 

 

 


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