大規模修繕工事用語辞典「りぺあぺでぃあ」 オールアンカーとは

オールアンカー(おーるあんかー)とは

オールアンカー(おーるあんかー)とは

 

メカニカルアンカーの一つで、コンクリートに開けた孔へアンカーを挿入し、芯棒を打ち込むことで内部の楔(くさび)によってアンカー先端を広げさせ、摩擦の力で固定する方法です。
●「オールアンカー」はサンコーテクノ(株)の登録商標ですが、「芯棒打ち込み式おねじタイプ」自体をこう呼ぶことが多いです。
コンクリートプラグも、先端が広がることでコンクリートからビスが抜けないような仕組みです。しかしプラグがプラスチックなため、オールアンカーのような強さはありません(一部金属製もあり)。
あと施工アンカーには、内部を広げることで摩擦の力を利用するオールアンカーの他に、薬品の化学反応によってアンカーを固定する「ケミカルアンカー」もあります。
●摩擦力による部分的な固定のオールアンカーに比べ、全体的に固定してしまうケミカルアンカーの方が強度は高いです。

 

強度は、ケミカルアンカー>メカニカルアンカー(オールアンカー)>コンクリートプラグ です。

 

 

 

 

 

オールアンカー(芯棒打ち込み式)の例。左側の芯棒を打ち込むことで、右側の先端を押し広げてコンクリートから抜けなくなる。

<写真>
オールアンカー(芯棒打ち込み式)の例。
左側の芯棒を打ち込むことで、右側の先端を押し広げてコンクリートから抜けなくなる。 
上がユニクロ加工(光沢クロメート処理)、下が亜鉛メッキ加工。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オールアンカー(芯棒打ち込み式)の例。上の写真はM16(径が16㎜)に対し、これ(M8)は比較的小さなものを取り付けるためのもの

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オールアンカー(芯棒打ち込み式)の例。上の写真はM16(径が16㎜)に対し、これ(M8)は比較的小さなものを取り付けるためのもの 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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