大規模修繕工事用語辞典「りぺあぺでぃあ」 メカニカルアンカーとは

メカニカルアンカー(めかにかるあんかー)とは

メカニカルアンカー(めかにかるあんかー)とは

 

あと施工アンカーの一つで、コンクリートに開けた孔へアンカーを挿入し、打ち込むことで内部の楔(くさび)によってアンカー先端を広げさせ、摩擦の力で固定する方法です。

 

●アンカー本体を打ち込む「グリップアンカー(本体打ち込み式)」、内部のコーン自体を打ち込んで先端を広げる「内部コーン打ち込み式」、芯棒を打ち込んで先端を広げる「オールアンカー(芯棒打ち込み式)」 などがあります。
●設備を後から設置する場合に採用されています。
足場壁つなぎなどでも使用されています。
コンクリートプラグも、先端が広がることでコンクリートからビスが抜けないような仕組みです。しかしプラグがプラスチックなため、メカニカルアンカーのような強さはありません(一部金属製もあり)。
●あと施工アンカーには、内部を広げることで摩擦の力を利用するメカニカルアンカーの他に、薬品の化学反応によってアンカーを固定する「ケミカルアンカー」もあります。
●摩擦力による部分的な固定のメカニカルアンカーに比べ、全体的に固定してしまうケミカルアンカーの方が強度は高いです。

 

強度は、ケミカルアンカー>メカニカルアンカー>コンクリートプラグ です。

 

 

 

 

メカニカルアンカー

<写真>
メカニカルアンカー(グリップアンカー:本体打ち込み式)。
本体を右から打ち込むことで、左側の楔(くさび)が本体内に食い込み、先端が広げられることでコンクリートから抜けなくなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メカニカルアンカー(先端が広がった時)

<写真>
メカニカルアンカー(グリップアンカー:本体打ち込み式)。
先端が広がった時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オールアンカー(芯棒打ち込み式)の例。左側の芯棒を打ち込むことで先端が開かれ、コンクリートから抜けなくなる。写真のものはM8(径が8㎜)で、比較的小さなものを取り付ける場合に用いる。

<写真>
オールアンカー(芯棒打ち込み式)の例。
左側の芯棒を打ち込むことで先端が開かれ、コンクリートから抜けなくなる。
写真のものはM8(径が8㎜)で、比較的小さなものを取り付ける場合に用いる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メカニカルアンカー(内部コーン打ち込み式)の例。

<写真>
メカニカルアンカー(内部コーン打ち込み式)。 
専用の打ち込み棒を使い、内部のコーンを打ち込んで先端を広げ、コンクリートから抜けなくする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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