現場事務所・トイレなどは?
その他、大規模修繕工事の見積調査において、注意すべき点をいくつか挙げます。
調査の際、敷地図に現場事務所等の仮設物の予定箇所を書き込みましょう。
敷地に十分余裕がある場合は、大きめの現場事務所、休憩所、資材置き場、トイレ、廃材ボックス等を配置出来ます。
しかしどこもそんなに余裕があるわけではありません。
狭い場合は、各仮設物の大きさを小さくする、現場事務所を2階建てにする、資材置き場はマンションの倉庫を借りる、等の処置を考えます。
飛び道具として、近隣で遊んでいる土地があれば、そこを格安で借りるという手があります。
又、仮設トイレはなるべく水洗式が良いでしょう。
においも少なく、汲み取りもしなくて済みます。
夏場の汲み取り式のトイレはなんとも香しいかおりを出し、居住者の方も顔をしかめる事があります。
後、稀な例ですが、近隣の方から、「仮設のトイレが見える事で、精神的な苦痛を感じるからどけて欲しい。」と言われたことがあります。
この場合は、どうしようもなければトイレ自体をベニヤ等で隠すという方法があります。
プレゼンテーションで仮設計画を発表する際は、現場の状況を加味し、分かり易く説明しましょう。