雑種犬ナナはなんでも食べる
雑種犬ナナはいつも食べるものを求めています。
家の中にいても、寝ている以外は 「なんか食べられるもの落ちてないかなー」てな感じで起きています。
ナナがいつも食べ物を探すところは、キッチンの床か一番下の子のイスの周りです。
何か落ちている気配があるようです。
キッチンは、料理中に妻が食材を落とすことがあるようで、何もなくてもクンクン匂い、たまにペロペロ舐めてます。
玉ねぎ、チョコレートなどがこぼれていると大変なので、よく掃除をします。
一番下の子のイスの周りは、なんでも落ちています。
中毒になるといけないので、ナナに食べられる前に片付けます。
それでもテーブルの脚の陰に隠れているものを見つけては、拾い食いをしています。
当たり前ですが、とにかく人が食べるもの、というか食べ物のニオイがするもの全てに意識を集中します。
だから妻が料理中、ゲージから出ているときは、キッチンでウロウロします。
ナナに当たったり、踏みそうになったとき、妻はいつもガミガミとナナを怒ります。
「怒っても仕方がないじゃないか」と 口から発すると、私も怒られるので言いません。
とにかく、怒られても怒られても、めげずに「何かママが落とさないかなー」とウロウロします。
玉ねぎなどのネギ類、ニンニク、チョコレートなどは、犬にとってよくないものという認識があったので、今まで食べさせることはありませんでした。
しかし、雑種犬ナナは野菜以外はなんでも食べてしまいます。
なんでも食べます!
ナナが誤って食中毒を起こしてしまわないよう、どんなものが犬の体に良くないか調べてみました。
<ネギ類>
犬が食中毒を起こす筆頭食材は、ネギ類(玉ねぎ、長ネギ、ニンニクなど)です。
これらの食材には、アリルプロピルジスルフィドという物質が含まれており、犬・猫の体内に入り込むことで、血中のヘモグロビンを破壊し、貧血症状になる「ネギ中毒」を引き起こします。
昔、実家の犬は、ずっとご飯に玉ねぎ入り味噌汁をかけて食べてました(わんこ飯)。無知だったとはいえ、犬に申し訳ないです。
<チョコレート>
テオブロミンという物質が含まれており、少量の摂取で、嘔吐、下痢を引き起こし、多量に摂取すると、けいれんや心臓発作を起こし、死に至ることもあります。
小型犬ほど、少量のチョコレートでも大変な目に遭うようなので、間違っても犬がウロウロしている床に落とさない様、気を付けます。
<レーズン・ぶどう>
ぶどうを食べることで、急性腎不全に陥る危険性があります。
しかし原因物質は特定されておらず、症状が出ない犬もいるようです。
同じ摂取量でも、レーズンの場合は食後に体内で膨らむので、毒性はぶどう以上と考えられます。
又、レーズンは糖分が多いため、胃炎をおこすこともあります。
<イカ・タコ・エビ・カニ>
イカやタコといった軟体動物、エビやカニのような甲殻類は、犬にとって消化によろしくないようです。
エビ・カニに関しては、アナフィラキシーショックを起こす可能性があります。
犬にとってビタミンB1(チアミン)は、体内の神経系統を動かすために欠かせない成分ですが、イカ・タコは、このビタミンB1を分解してしまうチアミナーゼという酵素を有しています。
BBQの時にエビをやった記憶があります。ごめんなさい。
<生魚>
基本的には大丈夫ですが、中には寄生虫などを有する魚もいるので注意が必要です。
夏場は避ける、川魚は避ける、内臓は省くなどを考慮し、できれば火を通して食べてもらうのがいいようです。
又、魚の骨はのどに刺さると犬でもかなり不快な思いをするそうです。 火を通しても与えない方がいいでしょう。
<骨付き肉>
犬は骨付き肉、というか肉が大好きです。
細菌や寄生虫などを考慮し、生肉ではなく火を通した肉を与えるとよいそうです。
しかし、スペアリブや鶏肉の骨などの動物の骨は硬く、犬のキバでかみ砕くと鋭くとがることが多いので、口中や体内を傷つける危険性が非常に高いです。
ナナにもBBQの時は、出来るだけ骨がない肉を食べさせています。
などなど、犬が食べてはいけないものは、数多くあります。
基本的に、人間が食べるために味付けしたものは、犬に食べさせないほうがいいです。
とりわけ「砂糖」などで味付けしたものは、虫歯の原因になりますので、与えないようにします。
野生の動物が虫歯にならないのは、ごく自然のものを食べるためです。
人工の調味料、甘味料などは、与えないようにします。
よくよく考えると、ドッグフードさえ食べていれば、栄養の問題はないと思われます。
しかし、家畜として飼っているわけではなく、家族として迎え入れているわけですから、それでは可哀想と考えてしまいます。
シッポをブンブン振って喜ぶ姿を見たいわけです。
よって、魚や肉を焼いたときは、寸志程度に食べてもらいます。
なにげなくナナに与えた食べ物に、実は食中毒を引き起こすものが入っていた、などということがない様、常に気を配っていこうと感じました。
なんでも食べます。