雑種犬ナナは外と家のどちらが好き?
雑種犬ナナは、ある日を境に室内犬になりました。
台風などの雨風が激しい日や、飼い主の気まぐれで家の中に入れている日以外は、番犬として家を外から守ってくれていました。
リビングの中から外をのぞけば、犬小屋に入って寝ていたり、デッキの上で日向ぼっこをしていたり、通りを歩いている人から声を掛けられてシッポを振っていたり、知らない人が通り過ぎるとけたたましく吠えたり。
外が好きなんだなーって思ってもいましたが、よく窓の外から内側をジーーッとみていることもありました。
そんなときは「中がいいなー」という顔をしていました。
特に雨の日、ナナは水が嫌いなので中に入りたくてたまりません。
通常の雨ならば屋根の庇(ひさし)から守ってもらえるのですが、大雨だと庇の下のデッキも濡れてしまうので、どうにかして欲しいと態度で示します。
ガラスや網戸をカリカリ、立ち上がって両手(前足)の肉球をガラスにペタペタ、家の中の人間が反応しないと、「ワフ!」と声を出し、不満であることをアピールします。
それでも相手にしてもらえないと、「キュ―ン」といって不貞腐れます。
それが可愛くて仕方がなく、わざとホッタラカシにします。
家の中に入った時のナナの場所は、人間の機嫌や気まぐれで入れてもらったときはリビングが多く、天候の都合で仕方なく入ったときは、大抵玄関か勝手口のたたき(土間)でした。
「家の中に入っているときくらいは他の家族と一緒のところにいさせてよー」、との声が聞こえてきそうでしたが、あいにく外飼いが主だった時期はシッコシートというものを置いてなかったから仕方ないのです。
たたきに新聞紙を敷いてそこで用を足していただいてました。
でも、あまりそれが好きではなかったらしく、たまに扉の方を向いて「キューン、クーン」と言っていました。
やはり外で何の文句も言われずにするのが好きなんでしょう。
大雨や台風が収まってきたら、庭に出します。それと同時にじょぼぼぼ出します。
「やっぱり外がいいのか・・」と思っていたら、庭を一回りして窓のところでガラスをカリカリ始めたりします。
どっちなんだよ!
とある事情で室内犬になったナナは、幸せそうです。
よく寝ています。
もふもふのクッションを置けばそのうえで寝て、暑そうなときはフローリングの上やシッコシートを寝床にしています。
どこで寝ていても気持ちがよさそうです。
が、教育方針をどこで間違ったか、シッコシートがあるにも拘らず、もふもふクッションにシッコをやらかすことが一度や二度ではありません。
クッションがビショビショなので、シッコシートで寝ています。 おい!
洗っても洗ってもやらかすので、人間側もしびれを切らせて、とうとうもふもふクッションは撤去しました。
当の本人は、何事もなかったかのようにシッコシートで横になっております。
そしてシッコシートを寝床にしている故にとる2つの行動。
一つは、「シッコシートにシッコをしてしまいましたので、寝床がないのですが・・」と困った顔でお願いするパターン。
もう一つは、「寝床にシッコするわけにはいかないので、仕方なくそこにしました・・」と、フローリングをビショビショにしてして怒られるパターン。
シッコシートの用途を間違えてるようです。
たまに洗濯したての足拭きマットにやらかして、妻に怒られています。
飼い主側の教え方がまずかったのでしょうか。
下の件以外は、人と同じ場所にいられるのと、雨に当たることがないなどの理由で、家の中が良いみたいです。
下の処理をする場合や、日向ぼっこにちょうどいい日は、外が良いみたいです。
あと、子供が庭で遊んでいるときや、BBQをやっているときは、是が非でも外に出たいようです。
結論、どっちでもいいってことで。