雑種犬ナナが室内犬に

我が家に雑種犬ナナが来た日

我が家に雑種犬ナナが来た日

 

雑種犬ナナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が家には、最近ではあまり見なくなった「雑種犬」がいます。

 

何犬と何犬のミックス? と聞かれても、正確なことはわかりません。

 

勝手に、「チワワと紀州犬のミックス」としています。

 

それを妻が他の人に話すと、すごくウケるそうです。 なぜ。

 

 

彼女(メスです)が家に来たのは、2008年の夏でした。

 

単三電池2本で動くぬいぐるみのような子犬です。

 

当時1歳だった娘の、「かわいいー!」といったキラキラした顔が忘れられません。

 

その後、フローリングの床に降り立った瞬間、ジョボジョボーとオシッコをしました。

 

我慢していたんでしょうから、何も言わずに笑顔で掃除をします。

 

ここからオシッコの躾(しつけ)を脱線していきました。

 

なかなかシッコシートの上でしてくれません。

 

でもそんなことどうでもいいくらい、その子犬は可愛かったことを憶えています。

 

 

家に来て間もない雑種犬ナナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の誕生日は7月4日と、譲っていただいた方から聞いていました。

 

よって7月生まれということで、「ナナ」と名付けられました。

 

「ナシ」じゃなくてよかったです。

 

 

元気がよく、ゴハンもよく食べ、よく運動しました。

 

散歩もよくしました。

 

子犬を飼ったことがなかったので初めは適度な距離が分からず、よく途中で座り込んだり、ふせの状態になり「もう動けません」と目が告げてきます。

 

そうなると左手に抱えて自分だけ散歩しながら帰ることになります。

 

片手に子犬、もう片方の手に娘を連れての散歩で、両者がへばってしゃがみ込み、ふたりを両手に抱えて自分だけ散歩しながら帰ったときは、さすがに近所の人に笑われました。

 

 

まだまだ小さなころの雑種犬ナナ

 

 

 

散歩で歩き過ぎるとへばっていたナナも、家の中では元気いっぱいでした。

 

好きな「おやつ」があり、それを見せるとシッポをちぎれんばかりに振って喜びます。

 

少し体が大きくなった、ある日のことです。

 

家族三人でお出かけしました。

 

家を荒らされたらかなわないので、ゴハンを十分あげて、ゲージの中に入ってもらいました。

 

夕方帰宅し、リビングに入った瞬間、その異変に気付きました。

 

ナナの好きなおやつの袋がビリビリ破られ、中身が食べられています。

 

ネコかイタチか!? と思いましたが、よそ者が出入りする隙間はありません。

 

自然とゲージに視線が移ります。

 

 

疲れて眠りこける雑種犬ナナ

 

 

 

ナナはゲージの中で、ちぎれそうなシッポと共に全身で喜びを表現しています。

 

上にも観音開きの網があり、人の手で簡単に開け閉めできる状態です。

 

まさか。

 

おそらく、何らかの方法でその網を開け、部屋に出ておやつをむさぼり、ゲージに戻るために這い上がって降りる拍子に網がしまった、という感じだったのでしょう。

 

子犬でも、「やべ! 元の場所に戻らな」という思考が働くものなんでしょうか。

 

警察を呼べるわけでもなし。袋であったであろう残骸を掃除しました。

 

後に事あるごとにそのことを思い出し、家族でケラケラ笑っています。

 

 

そんなこんなで半年くらいが過ぎ、雑種犬ナナが番犬(そといぬ)として飼われる日がやってきました。


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