雑種犬ナナの散歩(放し飼いの仲間)

雑種犬ナナの散歩(放し飼いの仲間)

雑種犬ナナの散歩(放し飼いの仲間)

 

種犬ナナは、散歩が大好きです。

 

散歩中の楽しみの一つは、他の犬とのコミュニケーションのようです。

 

仲の良い犬に遭遇すると、近づき合って顔をクンクンしたと思ったら、互いのマタをクンクンしてます。

 

犬の嗅覚は人間に比べ、1000倍から1億倍優れているという話ですが、それだけ嗅ぐ力が強いのに、なぜ卒倒しないんだろうと不思議に思います。

 

その「匂い合い」が挨拶のようなので、仲いい同士だと勝手にさせています。

 

それを嫌がる飼い主さんもいるようで、そこらへんは毎日の散歩で学びます。

 

仲のいい犬同士ですと、軽く鳴く、又は鳴きもせずにクンクンと寄っていくのに対し、仲のよろしくない、又は嫌いな犬同士ですと、けたたましく吠え合ったり、「ごがががが-」とうなり声をあげて突進し合うので苦労します。

 

あまりにしつこい時は、リードを引っ張って無理やり止めさせますが、ナナは年寄りなので、急激には出来ません。

 

ゆっくりと元の散歩道に軌道修正して、「なーにをそんなに一生懸命なのー」と聞いても、上目がちにこちらを見遣ってくるだけです。

 

犬たちには人間には分からない、好み、上下関係があるみたいで、「なぜあんなちっちゃい奴にビビッてるの?」、「なんであんなコワそうな犬様に立ち向かっていくの?」、「え? この犬には全く興味がないの?」という具合に、よその犬に対する態度はまちまちです。

 

人間には分からない、犬同士の意思疎通、せめぎ合いがありそうです。 見ていておもしろい。

 

 

ただ、やっぱり嫌だなーと思うのが、リードで引っ張っていない、放し飼いで散歩をされている場合です。

 

「放し飼い禁止」 「必ずリードを使用しましょう」 という決まりがあっても、行われています。

 

それも、この人ならやりそうだという感じがしない、いかにも良識を持った方がされている場合もあります。

 

飼い主さんは、「大丈夫ですよー。うちの子おとなしいから」と言われはするものの、こっちが不安になります。

 

ご近所さんには数人、リードを付けずに散歩をしている方がいるのですが、どの犬もナナに興味を持って必ず近づいてきます。

 

放たれている犬様は、大抵ポメやシーズーなどの小さな方々です。

 

身体(お尻の穴付近)をにおい合い、飽きもせずに続けるものですから、リードを引っ張ってお別れとなるのです。

 

しかし、稀に嗅ぎ合っている最中にナナが「がぅ」って向かっていく素振りをみせるものですから慌てます。

 

放し飼いの飼い主さんは、「いいよいいよー」なんて言われますが、こっちは全くよくない。

 

何か間違いが起こったら遅い。 

 

車両による事故も怖いし。

 

出来れば、というか皆さんちゃんとリードを使いましょう。

 

 

最近は色々な場所にドッグランが併設されています。

 

車で移動する犬たちのために、道の駅や高速のサービスエリアにもありますし、テーマパークやカフェ、公園、ペットショップなど、リードを付けなくても思いっきり犬が身体を動かせる場所が増えています。

 

あるサービスエリアのドッグランで放たれた犬は、長時間車に乗っていた疲れと、見知らぬ土地での戸惑いからか、最初こそはおどおどしていました。

 

しかし飼い主から笑顔で話しかけられると、安心したのでしょうか、すごい勢いではしゃぎ始めました。

 

家の中や、繋がれての散歩だけでも幸せを感じる犬もいるでしょうが、やはりのびのびと走り回れば気持ちいいに違いありません。

 

リードを外すのは、そのような場所でいいではありませんか。

 

 

 

 

 


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