請け（うけ）とは
工事請負契約の一つで、労務費、材料費等を考慮し、金額を決めて工事を請け負う方法です。
●大規模修繕工事の請けで多いのは、建物の特徴と数量等を元にして、予（あらかじ）め請負者から出された見積書によって、請けの金額を決定する場合です。
●最初に、「これだけの工数、材料費で完工させる」という請けの契約を行った場合、極端な例でいえば、その半分の金額で完工できた場合は、請負者の利益は増えます。
逆に工数や材料費が予定をオーバーした場合は、利益が減ることになります。
●工事に掛けた工数だけお金がもらえる「常用」よりも、早く工事を終わらせる工夫が必要です。
●発注者は、工事請負契約書を交わしていながら、請負者がその内容よりも安く完工させたことを受け、工事金額を下方修正する様、強要してはいけません。