大規模修繕工事用語辞典「りぺあぺでぃあ」 手摺先行足場とは

手すり先行足場(てすりせんこうあしば)とは

手すり先行足場(てすりせんこうあしば)とは

 

作業足場本足場)の一つで、外側の建地へ「手摺を先行」して取り付けることで、足場組立・解体時の作業員の墜落事故を抑制するものです。

 

●厚生労働省より「手すり先行工法等に関するガイドライン」が出ています。その中で「建設業における死亡災害の中では、墜落災害が最も多く、その中でも足場作業時の事故が高い割合を占めている」とうい趣旨の言葉があり、その対策の一つとして生まれました。
枠組足場くさび緊結式足場共に手すり先行足場があります。
●主な手順は、「下の作業床から上の段へ、手すりを設置する」 → 「上の段への作業床を設置する」 → 「上の段へ上がり、手すりがある安全な場所で次の作業を続ける」 です。
●足場全体に「手すり枠」を設置していく方法と、水平一列の「先送り手すり機材」を作業する段へどんどん移動させていく方法があります。
●民間の大規模修繕工事などでは、工期をあまり掛けられない事、工事費が掛かる事などの理由で、普及が進んでいないのが現状です。

 

 

 

 


ホーム RSS購読 サイトマップ
HOME