大規模修繕工事用語辞典「りぺあぺでぃあ」 粗骨材とは

粗骨材(そこつざい)とは

粗骨材(そこつざい)とは

 

コンクリートモルタルなどを構成する材料のひとつで、砂利のことを指します。
(coarse aggregate)

 

●粗骨材の定義は、「5㎜以上が重量で85%以上含まれる(5㎜ふるいにかけたら重量で85%以上残る)」 です。
●粗骨材は、骨という文字が付くように、細骨材と共にコンクリート内では「骨格」になり、良質なコンクリートではセメントペースト内で均等に存在します。
●粗骨材・細骨材の主な役割は、
 ①原価を抑える
 ②乾燥による劣化を抑える
 ③発熱による劣化を抑える です。

 

(①:セメントは高価な材料で、それだけを用いて大きな構造物を作ろうとすると、多大な費用が掛かります。よって安価な骨材を混ぜてコストを抑えます。
②:セメント施工後は乾燥収縮するので、ひび割れが起こりやすくなります。骨材を入れることで、乾燥収縮する部分の体積が減り、ひび割れが少なくなります。
③:セメントは、水と混ぜられる際に水和反応といい、100℃前後にもなる「熱反応」を起こします。全部がセメントで、その反応を起こされれば、品質を大きく落とします。よって反応を起こさず温度が変わらない骨材を入れて、全体的な温度上昇を抑えます。)

 

 

 

 


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