大規模修繕工事を受注するための「プレゼンの進め方」

自分のプレゼン内容・時間の流れ、把握してますか?

自分のプレゼン内容・時間の流れ、把握してますか?

 

期限内に見積書等の資料を提出して、管理組合はその内容を踏まえ、プレゼンテーションに出席させる業者を決めます。

 

プレゼンテーションへの参加要請が来ましたら、プレゼン用の資料を用意します。
準備万端で当日を迎える為にも、少しでも早めに準備に取り掛かりましょう。

 

紙ベースで進行させる方もいますし、パワーポイントを利用してプロジェクターとスクリーンを用いて進行させる方もいます。

 

注意したいのは、一生懸命パワーポイントの資料を作成して、当日会場入りしたらプロジェクターを設置する場所がない、電源の余裕がないなんて事態におちいる場合もあるようです。
書面(郵送やFAX、メールなど)での案内ではそういう記述もあるかもしれません。
書いていない場合や、口頭での連絡の際は、事前にどういう形式のプレゼンテーションかを把握しておくべきでしょう。

 

 

どちらにしても、会社の説明、施工現場の実績等に多大な時間を掛けない様な資料にしたいです。
会社の説明・施工実績は、渡した資料を見ていただく程度で、そこまで時間を取りません。

 

居住者の皆様が聞きたいのは、「うちのマンションはどうなの?」「どんな感じで工事を進めてくれるの?」ということです。
そこで、沢山撮った写真と調査結果が生きてきます。
現状を説明し、それにはこんな工事をしなければならない、ということを説明するのです。

 

そして同じくらい居住者の皆様の関心毎なのが、「仮設計画」と「会社の姿勢」です。

 

「仮設計画」は、足場がどのように設置されて、事務所等がどの位置に来て、大体どれくらいの駐車場が使用不可になるか等を説明します。

 

「会社の姿勢」は、工事を進めるにあたって、施工者がどんな考えでいるか、どんな姿勢で取り組むかです。
足場開口部の養生、近隣対策、安心して生活して頂くための取組、工事中の不慮の事故の為の保険、第三者機関による工事後の瑕疵保険 等です。

 

 

プレゼンテーションの際、与えられた時間次第で話せる内容は限定されてきます。

 

そんなときはあなたの頭の中で、話す事の優先順位を決めておきます。

 

例えば、
  ①会社説明
  ②施工実績
  ③建物の現状説明
  ④工事仕様
  ⑤このマンションで特に注意すべき点
  ⑥仮設計画
  ⑦会社の姿勢

 

とすると、 1時間  ・・・  全部
       45分  ・・・  ③~⑦
       30分  ・・・  ③、⑤~⑦
       15分  ・・・  ⑤~⑦
  といった具合です。

 

これは一例です。人によって変わるでしょう。

 

①、②は掻い摘んで話してもいいですし、この項目以外のものがあるでしょう。
全てを掻い摘んで、残った大量の時間を質疑応答の時間に変えて、コミュニケーションの場にしてもいいです。
それはあなた次第です。 

 

場数を踏んで、改良を重ねたら、あなたや御社独自のプレゼンの型が構築されていくでしょう。 

 

受注が増えていくとしたらそれは大事な財産です。

 

どんどんそのプレゼンを受け継いでいって下さい。

 

 

 

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